vol.08 – tr.3 hirameさん【作曲】
tr.3 hirame × 紗倉 妃芽
♪和風フューチャーベース
Q. 今回のコンピに参加した動機・理由についてお聞かせください。
hirameさん:率直に面白そうな企画だった、
告知の段階からレベルの高さはひしひしと感じていたが、
詞先の作曲は経験豊富で絶対の自信があったため
奮って応募させて頂いたところ
ありがたい事に参加させて頂く次第となった
Q. 作曲するにあたり、気を付けた部分、難しかった部分をお聞かせ下さい。
hirameさん:歌詞がしっかりしており
詞先の作曲という部分での苦労は全くなかった、
しかし楽曲の性質として
後述のような工夫が必要な点では楽曲自体は凝ったものとなった
Q. 自楽曲の方向性・ジャンルを決めた経緯をお聞かせください。
hirameさん:今回の楽曲は一応
和風Future bassを標榜しているものの
本質的にはジャンルはTrapである
そもそもTrap beatと言うのは
アトランタのスラム街でギャングやらマフィアやらが
アルコールやハッパ決めながら
トリップすつ音楽で正直この企画の雰囲気とは真逆の音楽である、
しかしその汎用性、自由度の高さはむしろ
同人音楽のカオスに迎合するのでは無いかとの思想で
現在これを研究中
今回はその一つの成果としてとしてこのようなジャンルを選ぶに至った
Q. 自楽曲の聴きどころ、聴いてほしいポイントがあれば教えてください
hirameさん:特に低音の効いたTrap beatの
本格的なグルーヴを味わって欲しい
今回はMike Will Made Itをイメージしたbeatとなっており
ある種のType beatのようなものになっている、
他に影響を受けたのは
Gucci、Future、metro、808Mafia、etcetc…
まああげればきりが無い
基本的にTrap beatは
808のミッドローと(今回は808ではなく生系ベース+サブベースを採用)
ハットのハイで音域が埋まるためどうしても
中音域がシンプルになりがちだが、
今回は幻想的な雰囲気と同人音楽らしい音の飽和感を出すために、
限られた音域の中でウワモノはシンセフレーズを細かく動かすと共に
紗倉妃芽さん+Cevio ONE+クワイア音源の多重コーラスで
中音域に厚みを持たせ
(ともすれば不協和音ともとれるピッチのズレすら
Super Sawの理論によってむしろ厚みでaるという主張)
Trap beatのグルーヴを損なうことなく、
かつ物足りなさを感じさせない意欲的な構想となっている。
Q. 他作曲者の楽曲を全て聞いてみての率直な感想をお聞かせください。
hirameさん:どれも素晴らしいの一言に尽きる、
私なんぞが批評できる立場にはないし、
個別の楽曲について語り出すと
やめられない止まらないできりが無いのでここでは割愛、
どれも個性的でクオリティーの高いものなので是非全曲聴いて欲しい
Q. このコンピレーションアルバムのオススメポイントを教えてください。
hirameさん:この企画そのものが
かなり斬新なものであるにもかかわらず
歌詞、作家さん、歌い手さんのシナジーによって
音楽作品として素晴らしい完成度であると確信している、
ジャンルも豊富であるし様々な楽しみ方が出来るはずなので
万人にオススメしたい
Q. 自楽曲の担当ボーカルさんに伝えたいことをどうぞ!
hirameさん:どれだけ理屈を重ねても
歌もの良さはボーカルの良さであり、
その点においてパーフェクトな仕事をして頂いた
紗倉妃芽さんには最大限の謝意をお伝えしたい
Q. その他伝えたいことを自由にどうぞ!
hirameさん:ジャケットの娘が超タイプ
hirameさんの楽曲は、個人的にかなりのスルメ曲でした。
聴けば聞くほど新たな発見があり、クセになります!
脳内にインロトが流れ続けて止まらなかったことしばしば(笑)
割と序盤にこの楽曲を配置したのは、このコンピアルバムが
ただ者ではない感を醸し出して下さると思ったからです。