【2020秋M3】コンピのあれこれ
作詞の悠貴です。
こちらでは、コンピアルバムについて、書きたいと思います。(長いですw)
前々から少し、思っていたことではあったのですが、
「同じ歌詞で、違う曲をつけたらどうなるんだろう?」という
純粋な興味です。
試しにTwitterで呟いたみたら
背中を押して頂けるようなリプを頂けたので
思い切って、企画を立ててみました。
募集に先立ちまず歌詞を考える必要があったのですが
これは個人的な部分の兼ね合いで、
サークルの新譜が「色」をテーマにしていたこともあり
こちらにも何かしらの「色」を絡ませたいなぁというのが一つ。
クセのないサラリとした歌詞を最初書いてみたのですが
それだと、逆にクセがないので、どんな曲でも思い浮かぶなぁと思い
逆に、私だったら和風な曲しか浮かばない!っていうくらい
和テイストな歌詞にしてみたらどうなるだろう?と、
単純な、同じ歌詞で違う曲という当初の興味にプラスして、
作曲者様方の、発想の豊かさや感性の豊かさも見てみたくなり、
今回の形の歌詞の言葉遣いに落ち着きました。
近年は四季があるようで無いのが現実ではありますが、
日本人は、古来から四季という気候の移り変わりによる
景色や空気の変化を愛でるという、美しい心を持っています。
いずれ遠くない未来に、四季が二季になり、
やがてはそのように形容することもなくなるかもしれませんが
この日本独特の感性が私はとても好きです。
そんなわけで、
「枕草子」の随想章段のようなイメージも持ちつつ、
歌詞を作りました。
ただ色の当てはめがむずかしかったので
歌詞としては浮く言葉も多く、
これはちゃんと曲になるのだろうか…?
なんぞと思いつつ(笑)
募集を開始しました。
そもそもうちのサークルがまだまだ無名ですので
シングルくらいの曲数になるかなぁ。。。とか思っていたのですが
Twitterの力すごい…というくらい
豪華な作曲者の皆様からご応募頂いて、
プチパニックでした。
そして応募時に、作曲する曲調などを書いて頂くように
要項に記載していたのですが、
今回曲数の関係で泣く泣くお断りした方も含めて
ほぼ曲にかぶりがなかったことが衝撃でした。
そしてあの短期間でも何名かは仮音源までご用意頂いたりして
衝撃の連続でした。
作曲をスタートして頂いて、
とても重要なタイミングで当方の事情で一度?二度?
進行が滞り、皆様には大変ご迷惑をお掛けしてしまいましたが、
皆様の優しさに助けられ、ボーカル募集にたどり着くことができました。
ご提出頂いた楽曲を確認する作業でも
これまた衝撃の連続で…。
絶対にこれは一つの歌詞から生まれてないぞ?
というくらい、全曲全く違う!!
しかもこの段階では、それぞれの作曲者様に、
他の方がどんな感じの曲を作る予定なのかも特に共有していませんでした。
というのも、
同じような曲ができあがったら、それはそれで面白いとも考えていたからです。
しかし、結果は、
全曲違う!(ひぃぃぃ)
聴く曲聴く曲
「わぁこの曲好きだぁ」
「わぁこの曲も好きだぁ」
「わぁこの曲も好き!」
「・・・・・・」
「わああああこの企画ヤバイっっっ」と、
一人で悶絶・のたうち回る・ローリング。
そしてボーカル募集に関しても
こんな曲調の曲があるよ~というのは記載しましたが
どの曲を歌いたいという希望を出すのはNGという条件で募集したにも関わらず
本当に多彩で素晴らしいボーカリストの皆様からご応募頂けて…
世界は才能で溢れているんだなぁ…と、このコンピを通して
改めて痛感しました。
基本的にボーカリスト様の選定は
各作曲者様に一任致しました。
1名だけ、私の独断で決めてしまいましたが…
人数も多かったですし、確認するだけでも大変だったかと思うのですが
超絶タイトなスケジュールで作曲者様には選定をお願いしてしまって
申し訳なかったです…(鬼畜)
そんな中でも、またまた皆様の優しさに助けられ
無事全ボーカルを決定することができました。
ボーカル収録も滞りなく進み…
Mixが完了したファイルが届き始め
「ぬああああやばいよおおお神曲しかないよおおおお」
と、また一人で悶絶・(以下略。
早く誰かに共有したい、この衝撃を共有したいっっ
と、すぐにでも公開してしまいたい気持ちをぐっと堪え(笑)
マスタリング担当のnaochiにだけ、とりあえず全曲共有。
はよ聴いてっっとなっておりました。(絶賛新譜の方のMixで修羅場中)
担当されたボーカリスト様が歌う為に作られましたか?というくらい
楽曲と声の親和性が高く、楽曲の特徴をとらえて歌唱される
ボーカリスト皆様の技術が圧巻でした。(ジャストフィットっ)
本当にどの曲もスッと入ってきます。
そしてどのボーカリスト様もお声も歌唱力も本当に素晴らしいので
是非、曲による歌唱表現の違いもお楽しみ頂きたいです!
大抵の作曲者様は歌唱に関しては
ボーカルリスト様の個性を尊重されて、
特段何か指示や指定はなかったのですが
才能あふれる方々同士に言葉はいらないのですね。(しみじみ)
その後、OK出したにも関わらず
一部担当者様には当方がポンコツなせいで多大なるご迷惑をお掛けしつつ、
また、Mixのリテイクでご迷惑をお掛けしてしまった作曲者様もいらっしゃりつつ、
マスタリングでもひと悶着ありつつも、
何とか、完成させることができました。(急にはしょりぎみ)
私は歌詞を書いただけで、
あとはご参加・ご協力いただいた皆様の才能と優しさと苦慮により完成できた賜物です。
本当に素敵な機会を頂けて感謝しかないです…
「同じ歌詞で、違う曲をつけたらどうなるんだろう?」
という私の個人的な疑問に対する答えはすでに出ましたが、
是非、どうなったのかを、皆様の耳で確かめて頂きたいです!
予想を超える結果で、
私の純粋な興味を満たすだけではなく、
ご参加いただいた作曲者様のお言葉などから、純粋な興味以上の
意味のある企画になったのではないか思っております。
途中のgdgdや、全体的なgdgd
もう本当にとにかく、gdgdだったので、
きっと皆さま参加されたことを後悔されていらっしゃるだろうなぁ…
と、
「もうコンピなんてやらない!私がやっちゃいけなかったんだ!」
とメンバーに泣き言をいい(うざい代表である)
心が折れておりましたが(もうそれはそれはバキバキに)
何人かのご参加者様から温かいお言葉を掛けて頂き
いつかまたできたらいいなぁ、と思っております。
(メンバーにもとても迷惑をかけるのでアレですが)
勝手な思い付きで始めたコンピアルバムに巻き込まれた
花月は、文句も言わず(笑)素敵なサイトを仕上げてくれ、
naochiも、文句も言わず(笑)明け方までマスタリングの確認と
作業に付き合ってくれました。
この二人は私の思い付きや我儘の被害に遭いやすい被害者Nの会の二人ですが
感謝感謝です。
またコンピやるときは巻き込むけどごめんね←
次回はもっとちゃんと計画的に色々と改善してできればなぁと思っております!
そんなわけで(?)
参加者、協力者、関係者全員の血と汗と涙の結晶を
是非お手にとって聞いて頂きたい次第です!
また、この場を借りて、
ご参加・ご協力いただいた皆様に心よりの感謝を申し上げさせて頂きたく存じます。
この度は、素晴らしい才能をコンピレーションアルバムにお貸し頂き
誠に有難うございました。
皆様のご助力を持ちまして、
素晴らしい楽曲、素晴らしい歌声しか詰まってない名作が出来ました。
有難うございました!