[作曲] グラスホッパーさん

tr.5 「哀のイリディセント」
ボーカル:こずみっくさん
ジャンル:80’sJ-POP

Q1.今回この企画にご参加頂いた動機・理由をお聞かせください。

グラスホッパー

前作「四季彩のアリア」は素晴らしいアルバムでしたが、その一方で私は、一言では言い表せないような諸々の事情により、到底満足の行くクオリティの楽曲を作れたとは思えず、鬱々とした気持ちをずっと抱えていました。 このままでは終われないし、納得できるクオリティの楽曲をご提供出来なければ死んでも死にきれないと思っていたため、RoyReineさんに事情を説明し、即座に参加を決めました。

Q2.最初に歌詞を読んだ時の第一印象、感想をお聞かせください。

グラスホッパー

人によるのかもしれませんが、悠貴さんの歌詞は本当にメロディが付けやすいです。内容に含蓄があり、語彙も豊かなのでインスピレーションをとてもかき立てられます。 前作(四季彩のアリア)とは内容の方向性がだいぶ違い、文字の情報量も格段に多く、起承転結の構成までテクニカルなっているので、それをどう活用するかが肝心だな、と思いながら読んでいました。

Q3.自楽曲の方向性・ジャンルを決めた経緯についてお聞かせください。

グラスホッパー

全体的なアイデアは即座に思い浮かんだので、こんな感じの曲調になったのは殆ど“成り行き”のようなものですが、80’sサウンドは自分の中でも得意中の得意分野であり、あますことなく全力を出し切れる自信があったので尚更こういう曲調を選びました。 同じような楽器編成であっても「歌謡曲(ポップス)」と「ロック」では細かな音のニュアンスが微妙に違い、その違いまでも表現できるようにしておきたいと思っていたため、自分の曲のジャンルが結局POPなのかROCKなのかは最後の最後まで熟考したうえで決めました。

Q4.自楽曲の聴きどころ、聴いて欲しいポイントをお聞かせください。

グラスホッパー

完成品が仕上がるまで自分でも気付かなかったのですが、実は曲の中で音割れしている箇所が一つございます。 是非見つけてみてくださいネ。

Q5.作曲するにあたり気を付けた部分、難しかった部分をお聞かせください。

グラスホッパー

曲のアイデアはあっという間に思い付いたのですが、むしろそのことで長い間悩み続けました。 というのも、私は「自分の好きなように曲を作るだけなら簡単だ。自分の能力を自分以外の誰かのために使いたいし、協力してくれる人に寄り添った造りの楽曲でありたい」という気持ちでコンピレーション盤に取り組んでいたからです。 結局、自分は従来の手癖の延長線上でしか曲を作っていないのではないか。そしてそれは、歌詞の意向を無視しているのではないか。“自分で自分を否定すること”から始まった曲作りであったため、最初の頃はかなり苦しみました。 (サークル主宰者であり歌詞の作者である)悠貴さんとは色々なことをお話しさせていただき、その結果、良い意味で「なるようにしかなるまい」という心境に達することが出来たため、結果、最初に思い付いたアイデアから殆ど変わらないままの内容で提供することにいたしました。

Q6.自楽曲担当ボーカルさんへメッセージをどうぞ!

グラスホッパー

(私の楽曲を担当してくださった)こずみっくさんは前々から色々な場で名前をお見かけするボーカリストさん(声優さん)でしたが、“さすらいの仕事人”という雰囲気があって好印象だったため、いつか是非タッグを組んでみたいと前々から思っていました。 他にも色々な理由がございますが、なんといっても、「場慣れしていそうだから」「プロ意識が高そうだから」というのが、このたびボーカルをお願いした一番の理由です。 コミュニケーションも取りやすい人で本当に助けられました。このたびはどうもありがとうございました。

Q7.最後に、その他伝えたいことをご自由にどうぞ!

グラスホッパー

元々は、お世辞にも前向きとはいえず、心の中で青い炎をメラメラと燃やしながら取り組んだ今回の企画でしたが、やれるだけのことはやり切り、懸念していたことは粗方乗り越え、気持ち的には晴れ晴れしています。 (エントリー、曲作り開始、ボーカリスト選考など)準備期間がかなり長く取られている企画でもあったため、紆余曲折、本当に色々な気持ちを抱きながら曲を作っていました。 ここで培った経験や知識は、今後も私の一生の財産になるだろうなと思っておりますし、そうやって作った今回のこの曲が、自分以外の誰かを楽しませることを願ってやみません。

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